火のある暮らし
毎日、寒い日が続きますね~。
冬、室内を温かくする為に欠かせない暖房器具。
今ではすぐに部屋を温めてくれるエアコンやファンヒーターなどもありますが、
薪ストーブの身も心も温まる心地よさに魅了されて、住宅に取り入れる方も増えています。
遠赤外線で、体の芯からポカポカと温めてくれるだけでなく、炎を眺めることで癒し効果があるとされています。
それは、「1/fゆらぎ」という自然界だけが持っているリズム(ゆらぎ)が、精神を安定させると研究で発表されているのです。
ちなみに、この「ゆらぎ」は木の木目も同じで、規則正しい木目だと目がチカチカしてしまうのに対し、自然の木目は太さや幅が違うことから、目に優しく、癒されるのです。
真っ白の壁と、木の壁。
家具などなかったとしたら、どちらが落ち着くでしょうか。
さて、薪ストーブは、スイッチひとつで点火!
とはいきませんが、それが薪ストーブの良さだと思います。
特に、子ども達にとって火のつけ方、取り扱い方を家庭で学べるということが一番です。
大人でも、慣れていない方は難しのですが、慣れるまでは着火剤を使って火をつけて、
慣れてきたら、着火剤なしの小さな端材や落ち葉から付けられるようになれれば、
なおさら火付けが楽しくなってくるものです。
そして同時に、火の怖さや、安全に使用する距離感、火の消し方も学ぶことができます。
最近ではオール電化で、キッチンもIHヒーターにしてしまって、家庭に一切火がない家があるのです。
「火を知らない子ども達」にならない為にも、私たちは「火のある暮らし」を大切にしています。
化学や技術がみるみるうちに発展している世の中ですが、少し、落ち着いて、昔を振り返りながら暮らすこと。
昔の暮らしには、機械や電気、化学のものに頼らなくても、生きていける知恵がたくさんありました。
そんな先人たちの知恵を、今の時代だからこそ大切にしていきたいー。
そこで、私たちにできる小さな事として、
古民家再生モデルの「山ぼうしの樹」では、モノづくりや暮らし方のワークショップ「てまひまプロジェクト」を開催していますので、ご興味があればスケジュールをご覧頂くか、お問い合わせくださいね。