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人と自然をつなぐ家づくり工務店ブログ

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はだしの生活


みなさんは、家に帰ると裸足になりますか?

きっと靴を脱ぎ、裸足になる方も多いと思います。

それは、日本だけの文化ではありませんが、西洋では、靴のまま家に入ることが一般的です。

昔から農作や稲作が盛んだった日本は、田植えや収穫時期を迎えると、足が汚れるので裸足で外出したそうです。そして、その後、足を保護するために下駄を履くようになったと言われています。

家の中では、靴下やスリッパを履くことも。

冬場は足が冷えますが、夏場はどうでしょう。

気が付けば、スリッパを履くことが当たり前になっていたり、靴下を履かないと失礼にあたると礼儀の意味で履くこともあります。

しかし、仏さまの前では裸足になるべきという考えのお寺も多く存在しています。

どちらも、礼儀を大切にしたうえで、裸足になるか靴下を履くかを選択しているのですね。

日本は、気候風土に適した木造住宅が発展した国です。 木造で作られた家は、優れた調湿作用と保温性が高く、暮らす人々に温もりを与えるため、自然と裸足になっていたと考えられます。

ミズタホームの家づくりでも、床は小国杉の30ミリ厚を標準仕様としています。

杉は他の木材と比べ、柔らかく、音や衝撃を吸収してくれます。

30ミリの厚さがあることで、足や腰に負担がかかりにくいのです。

また、なにより無塗装の状態での肌触りのよさ、木目の美しさ、優しさ。

フィトンチッドという香り成分が与えてくれる癒し効果。

ナラなどの堅木も床材として使用されていますが、やはり裸足の気持ちよさを一番実感できるのは杉の木だと思っています。 また、裸足になることで、脳に良い影響があるともいわれています。 足の裏の感覚神経は体性感覚(肉体と結びついた感覚)と言って、さまざまな情報を脳に伝えています。

海外から日本に来た外国人は、この「足裏の感覚」にとても興味をもつ人もいるようで、

畳、土、板、石など日本の昔の家には様々な素材でできた床がありました。

足の裏で、こんなに沢山の感覚を感じられる日本の家はすばらしい!と。

そして、足を良く使う生活をしている人はそうでない人に比べ海馬(記憶・学習)が発達する傾向もあるようです。

現在では、外では靴を履くことがほとんどで、ごくたまに、裸足で出歩いている人を見かけると何かあったのかな。と心配してしまうほどです。

大人たちは、当たり前のように靴下や靴を履く人が多いですが、子どもは大人が靴を進めなけ

れば裸足で飛び出してしまうことも。

雨の日には、裸足でじゃぶじゃぶ駆け回りたくなるし、裸足で歩いたときのくすぐったい感じ、解放感などあって楽しいのでしょう。

「ケガするよ、汚いよ、」と注意するだけでなく、時には裸足になって思いっきり遊ばせてみるのもいいかもしれませんね。


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